ルネサンスから現代へ(4)
新宿うろうろウォッチング その3 〔花園神社では朝から参拝する人がちらほら見受けられた〕 さらに新宿の街を歩いていく。まだ日曜の8時前だが、そろそろ首都の胎動とでもいうか、何やら大勢の人々が身動きしはじめる気配が感じられてきた。かつて銀座近辺や、日本橋を放浪したときとは明らかに雰囲気がちがう。...
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新宿うろうろウォッチング その4 〔新宿文化センターの外観〕 木々に囲まれた小道のようなところに入っていく。進んだ先には「新宿文化センター」がある、という看板が出ている。どこかで耳にした施設名のような気もするが、これ以上あてもなくぶらぶらするのもいかがなものかと思い、そこを目指して歩いてみることにした。...
View Articleあじさいの寺へ(1)
〔三室戸寺の境内に聳える三重塔〕 少しは季節にまつわる話題も書いておきたい。ぼやぼやしていると、月が変わってしまう。 先週末のことだが、あじさいを見るためにわざわざ出かけた。宇治市にある、三室戸寺(みむろとじ)というところだ。宇治にはしばしば出かけているが、この寺まで来たのはおそらく干支がひと巡りするほど前のことであろう。...
View Articleあじさいの寺へ(2)
〔雨を受けて艶っぽさを増したあじさいの花々〕 天気予報に反して、雨はますます強くなる。拝観に来た人々も、傘をさすべきか否か迷っているように感じられる。すれちがう人の邪魔になることと、カメラを構える妨げになることと、両方の理由からだろう。...
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レオナルドは左利き その1 〔東京都美術館の休憩室は大きなガラス張り。建物の設計は紀伊國屋ビルと同じ前川國男〕 ようやく「ルネサンスから現代へ」の、ルネサンスの部分へと突入していくことになる。...
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レオナルドは左利き その3 レオナルド・ダ・ヴィンチと弟子『頭部の素描、作品リスト、アタランテ・ミリオロッティの肖像に関する言及』(1482-1483年頃)...
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レオナルドは左利き その4 レオナルド・ダ・ヴィンチ『音楽家の肖像』(1485年頃) 今回の展覧会の目玉とされていたのが、『音楽家の肖像』という油彩画だった。十数点しかないレオナルドの真筆の、そのうちのひとつというわけだ。キャプションを見ても、はっきりとレオナルド・ダ・ヴィンチの作であることをうたっている。...
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レオナルドは左利き その5 レオナルド・ダ・ヴィンチ『複数の弩を装備した歯車の素描』(1485-1487年頃) ダイナマイトを発明し、“死の商人”などと呼ばれたアルフレッド・ノーベルが、人間を殺戮することに喜びを感じてはいなかったのと同様に、ダ・ヴィンチがさまざまな兵器の開発を試みていたからといって、好戦的な人間だったという証拠にはならない。...
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レオナルドは左利き その6 ベルナルディーノ・ルイーニ『聖家族と洗礼者聖ヨハネ』(1520年代後半) レオナルド・ダ・ヴィンチが生きていた時代は、大っぴらに模写が描かれる時代であった。といっても、大家を目指す若者たちが修練のためにおこなう模写ではない。ダ・ヴィンチらに追随する者たちが築き上げた、わるくいえば亜流の大集団である。...
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レオナルドは左利き その7 ジャンピエトリーノ『聖母子』(1520年代) ジャンピエトリーノという画家はダ・ヴィンチの弟子らしく、要するに「レオナルデスキ」の一員ということだが、詳しいことは何もわからない。けれども、その少々不気味な人物像は、ダ・ヴィンチに似ても似つかないどころか、むしろ恩師の絵にみられるバランスの見事さを引き立てる結果になっているように思える。...
View Article行列のできるお菓子屋さん
もうずいぶん前の話だが、ある外国人のクラシック演奏家が、来日したおりのエピソードを話している番組を見たことがある。そこで彼は、次のような驚くべき経験を語っていた。...
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優美なるラファエロ その1 〔展覧会の大看板と国立西洋美術館〕 ラファエロの絵に出会うために、それ相応の苦労が伴うであろうことは覚悟していた。...
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優美なるラファエロ その2 ラファエロ・サンツィオ『自画像』(1504-1506年、ウフィツィ美術館蔵) 若き日のラファエロの自画像が迎えてくれた。よくいわれるように、たしかに美青年である。...
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優美なるラファエロ その4 ラファエロ・サンツィオ『聖ゲオルギウスと竜』(1504-1505年、ルーヴル美術館蔵) 聖ゲオルギウスが描かれた絵については、過去にも何度か取り上げたことがある。なかでもバーン=ジョーンズの一枚は、ぜひともここで思い出しておくべきであろう(「物語のなかの美男美女たち ― バーン=ジョーンズの世界 ―...
View Article池波流、旅館の醍醐味(2)
古い景観が残されているところというと、倉敷もそのひとつだろう。ただ、ぼくはもうずいぶん前に二度ほど訪れたことがあるきりで、今でも憧れの地であることに変わりはない。...
View Articleルネサンスから現代へ(17)
優美なるラファエロ その5 ラファエロ・サンツィオ『大公の聖母』(1505-1506年、パラティーナ美術館蔵) 今回の展覧会の最大の目玉は、初来日となる『大公の聖母』だった。だが、会期末ギリギリというタイミングのわるさも手伝って、じっくりと眺めることはできなかった。混雑を避けるために、絵の前で立ち止まることが許されていなかったのだ。...
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